確定申告と年金

停年で退職した人は、自分で確定申告をしなければなりません。
また、年齢によっては年金受給者となることでしょう。
確定申告と年金について知っておくべきことがあります。
まず、年金は収入ですが、分類はどうなるのでしょうか。
雑所得の中の公的年金等の雑所得とその他の雑所得に分けられます。
国民年金や厚生年金などの社会保険制度の下での年金は公的年金となります。
また、退職年金なども公的年金に含まれます。
その他の雑所得となるのは、生命保険会社などとの間で個人的に掛けていた個人年金です。
それから、大事なことですが、年金所得者はすべて確定申告をしなければならないのでしょうか。
公的年金の収入額が400万円以下で、その他の所得額が20万円以下であれば確定申告をする必要がないことになっています。
また、年金の中でも遺族年金や障害年金などは非課税ですから、確定申告の対象となりません。
確定申告が不要とされた場合でも、公的年金から源泉徴収されている場合には所得控除の対象となるケースもあります。
そのような場合には所得税を納めるのではなく、控除として払い戻しがあるかもしれません。
詳しいことは市町村の窓口や税務署で相談してみることですね。
確定申告は所得税の計算のために提出するものだと考えている人は多いのですが、控除によって払い過ぎた所得税を取り戻すためにも利用するものです。
自分が払っている所得税が妥当なのかどうかについて、自分なりに考えておくことが大切ですね。

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